架空のMI6諜報員ジェームズ・ボンドは、1953年にイギリスの作家イアン・フレミングによって創作されました。ボンドは小説『カジノ・ロワイヤル』で初めて登場し、一般にコードナンバー007と呼ばれます。多くの小説がその後も続き、漫画や、テレビ、そしてもちろん映画となっていきました。映画では、ピアース・ブロスナンや、ロジャー・ムーア、ショーン・コネリーなどの名優が彼のキャラクターを演じました。
ボンド映画の成功の秘訣は、魅惑的で大胆不敵な諜報員が、悪の組織や悪人から世界を救うという使命を果たすことにあります。ボンド映画には、永遠の独身男に恋する 「ボンドガール (ボンドウーマン)」 も登場します。
素晴らしい俳優やサスペンス性の高いプロットもさることながら、ジェームズ・ボンド映画にとってサウンドトラックは重要な役割を担っています。ほぼすべての映画で使用されている楽曲がいくつかあります。例えば、モンティ・ノーマンによって作曲された 「ジェームズ・ボンドのテーマ」 は、1962年以来、すべてのボンド映画に登場しています。1963年のボンド映画『ロシアより愛をこめて』の時にジョン・バリーによって書かれた 「007のテーマ」 は、それ以降、ボンド映画では副主題として断続的に登場しています。
そして、新作映画の曲を書き下ろし演奏するために、有名な歌手やグループが選ばれるのが通例です。その結果、ポール・マッカートニーの Live and Let Die/死ぬのは奴らだ (1973年)や、アデルの スカイフォール (2012年)、ビリー・アイリッシュの ノー・タイム・トゥ・ダイ (2020年)などの素晴らしいヒット曲のコレクションが生まれました。この輝かしいジェームズ・ボンドの楽譜をTomplayで演奏してみましょう!