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フルートで半音階を演奏する方法

によって書かれた
Jane Cavanagh
ライターについて
Jane Cavanaghは、オーストラリア、シドニー出身のオンラインフルート講師です。彼女は The Flute Academy を運営し、世界中の大人のフルート奏者に、適切なテクニックのシンプルなステップを学ぶことで、より速く上達する方法を教えています。
発刊の日付
28/08/2023
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フルートで半音階を演奏する方法

もしあなたがフルートを始めたばかりで、すぐにでもフルートの "プロ" に近づきたいのなら、能力を高める素晴らしい方法は、半音階(クロマチックスケール)を学びマスターすることです。

私のフルート初心者の生徒さんはまず長音階(メジャースケール)をいくつか学び、次は基本的な半音階を学びます。もし半音階をまだ知らないのであれば、今が始める絶好の機会です!

フルートで初めて半音階を学ぶために必要なことを今からご紹介します。

半音階とは?

半音階は、ある意味で、これから学ぶすべての音階(スケール)の中で最もシンプルなものだと考えることができます。ピアノの場合、ある音(たとえばド/C音)から始めて、次のド/C音に到達するまで、全ての白と黒の音を順番に弾きます。

それだけです!とてもシンプルではないでしょうか?

しかしながら、フルート、ピアノ以外のほとんどの楽器では、半音階を学ぶのは少し複雑です。その理由のひとつは、長音階や短音階(マイナースケール)よりも長いからです。長音階や短音階では7個の異なる音があるのに対し、半音階では12個の異なる音があります。また、必要な運指が長音階や短音階よりも少し複雑に感じられるからでもあります。

もしあなたが音楽理論についてある程度学習済みなら、半音階のもう一つの捉え方は、それぞれの音が次の音から半音離れているということです。

つまり、半音階は、1オクターブの音階に存在する12音すべてを詰め込んだものです。各音符の間隔は、(西洋音楽では)存在する最小の距離です。

さっそく、フルートの半音階を学び始めましょう!

なぜ半音階を学ぶと便利なのでしょうか?

“クロマチック” という言葉は、ギリシャ語で色を意味する “クロマ” に由来します。作曲家がほんの数音でも半音階を楽曲に加えると、確かに楽曲に色彩が加わります。

ドビュッシーの管弦楽曲を聴いたことがある人なら、彼の音楽が多様で表現力に富み、非常に色彩豊かであることに間違いなく同意していただけるでしょう。その理由のひとつは、ドビュッシーの作曲には多くの “半音階” が使用されているからです。

フルートの初心者が半音階を学ぶことは、フルート奏者としてより巧みになるために必要なスキルを身につけることです。半音階を使用した音楽を演奏できるということは、すでに半音階自体を練習しており、その半音階の節で何をすべきかをあなたの指が自然とわかるということです。

また、半音階を使用したフルートの素晴らしい作品もご紹介していきます。半音階をマスターした後は、新しい作品の演奏を学び始めることができます!

半音階の学び方 

フルートの半音階の演奏方法を学ぶ最初のステップは、フルートの1オクターブ内のすべての音の運指を確認することです。これらの音は、半音階を構成するために使用されます。

例えば、低音のF音から始めてみましょう。

Fから始まる半音階を演奏するためには、次の音の運指を、この順番で知っている必要があります:

F - F# - G - G# - A - Bb - B - C - C# - D - D# - E - F


もし運指を忘れてしまったら、この フルート用双方向型運指表 をご覧ください。音階につなげる前に、これらの運指を記憶しておきましょう。

音階を学習するための段階的なステップは次のとおりです:

 

ステップ 1

まずは、最初の2、3音から始めましょう。

次を演奏:F - F# - F 

ではこれを覚えましょう!

ステップ 2

音階のトップ(真ん中)にもう1音追加してみましょう。

次を演奏:F - F# - G - F# - F


次のステップに進む前に、必ずここまでを覚えましょう!

ステップ 3

各ステップごとに、音階のトップに1音ずつ追加していきます。

次を演奏:F - F# - G - G# - G - F# - F


ここまでを覚えます!必要に応じてゆっくり進みましょう。

ステップ 4

次を演奏:F - F# - G - G# - A - G# - G - F# - F


各ステップを覚えるのを続けていきましょう。

ステップ 5

次を演奏:F - F# - G - G# - A - Bb - A - G# - G - F# - F

ステップ 6

次を演奏:F - F# - G - G# - A - Bb - B - Bb - A - G# - G - F# - F

ステップ 7

次を演奏:F - F# - G - G# - A - Bb - B - C - B - Bb - A - G# - G - F# - F

ステップ 8

次を演奏:F - F# - G - G# - A - Bb - B - C - C# - C - B - Bb - A - G# - G - F# - F

ステップ 9

次を演奏:F - F# - G - G# - A - Bb - B - C - C# - D - C# - C - B - Bb - A - G# - G - F# - F

ステップ 10

次を演奏:F - F# - G - G# - A - Bb - B - C - C# - D - D# - D - C# - C - B - Bb - A - G# - G - F# - F

ステップ 11

次を演奏:F - F# - G - G# - A - Bb - B - C - C# - D - D# - E - D# - D - C# - C - B - Bb - A - G# - G - F# - F

ステップ 12

次を演奏:F - F# - G - G# - A - Bb - B - C - C# - D - D# - E - F - E - D# - D - C# - C - B - Bb - A - G# - G - F# - F

必ず時間をかけて正しい音を出し、各ステップの音を覚えてから次のステップに進みましょう。そうすれば、フルートで初めての半音階をマスターする道が開けます!

12ステップあるのは、音階に12種類の音があるからだとお気づきでしょうか?(もしかすると、実際には13の音があるとお気づきの人もいるかもしれません。それは、トップのFを繰り返しているからです。)

半音階を学ぶためのヒント

ここでは、音階をより簡単に習得するために役立つヒントをご紹介します!

  • フルートの運指表 によっては、2種類のBbの指使いを選択できるようになっています。半音階の場合、右手の人差し指を使う方を使用します。これにより、B音への移行がスムーズで簡単になります。
  • 音符には複数の名前があります。例えばA#はBbと同じです。ここでは、この音階を教える際に、初心者の方にもわかりやすいように、最も一般的な音名を選んでいます。
  • この音階を正しく、そして、慌てずに演奏できるように、各ステップを必要なだけゆっくり演奏してください。自分がやっていることに慣れるまで、例えどんなにゆっくりでも、時間をかけて練習する方法を強くお勧めします。

半音階をマスターする方法

ここでは、半音階でプロの演奏のような感覚(そして音)を得るための3つのステップをご紹介します!

  1. Fから始める1オクターブのフルートの半音階に慣れたら、次のステップは、どの音からも半音階を始められるようにすることです!

例えば、低いGから音階を始めて、次のGまで上がり続け、それからまた下がってみてください。全く違うように感じるかもしれませんが、実は、同じ音を同じ順番で演奏していて、ただ学んだ音階の別の場所から始めているだけなのです。

とてもクールではないでしょうか。

どの音から始めても、同じ音順で演奏できることを知ると、この音階をマスターすることがとても簡単になります。

  1. 半音階の練習をたくさんしましょう。一回完璧にできたら(もちろん覚えることから始めて)、10回正しくできるかどうか試してみてください。次に、今度は10回連続で正しくできるかどうか試してみましょう!そして、それを10日間続けてみたらいかがでしょうか?

フルートの音階を正しく演奏すればするほど、指に(そして脳に)染み込んでいき、簡単に演奏できるように身体が自動化されていきます。

  1. 次に、フルートで演奏できる最低音から、演奏しやすい最高音まで、半音階を演奏し始めましょう。

スラーで繋いだり、少しテンポを速くしたり(音階がコントロールできる範囲で)、最終的には一息で音階を演奏できるようになることを目標にしましょう。

半音階を使用したフルート作品集

半音階の演奏方法を知っていると、フルートで演奏できることの可能性が広がります。

例えば、ドビュッシーの有名なフルート独奏曲 シランクス は、とても色彩豊かです。作品のほぼすべての小節に、半音階の部分が含まれています!

ゴダールの アレグレット の44小節目から見ていくと、数小節の間、実は半音階になっていることに気づくと思います!少し上下しますが、上で習った音順と全く同じです。そして何より素晴らしいのは、すでに音階をたくさん練習しているあなたの指は、この作品で何をすべきかを自然と知っているということです!

ベートーヴェンの エリーゼのために は本来ピアノのために書かれた曲ですが、非常によく知られたメロディーをフルートで演奏することができます。わかりやすい半音階の旋律で、楽しく演奏でき、一度半音階をマスターしていれば、かなり簡単に感じられるでしょう。

半音階は楽曲に彩りを加えるという話をしたのを覚えていますか?全員とは言いませんがフルート上級者のほとんどは、シャミナードの 小協奏曲 を演奏することを学んでいます。この曲には、曲に深みと美しさを加えるたくさんの半音階を使用したパッセージが含まれています。

“シャミナード” は美しく、難易度の高い作品です。たとえ今の自分の実力を超えていたとしても、良く聴いて、半音階の部分が音楽にどのような表情と色彩を与えているかを聴き取ることができるように、是非習得してほしいです。

そして、時間をかけて練習し、適切なフルートのテクニックを身につければ、どんな曲でも演奏できるようになることを想像してみてください!

 

 

Janeについて

Jane Cavanaghは、オーストラリア、シドニー出身のオンラインフルート講師です。

彼女は The Flute Academy を運営し、世界中の大人のフルート奏者に、適切なテクニックのシンプルなステップを学ぶことで、より速く上達する方法を教えています。

人気のミニコースにここから無料登録 して、Janeと一緒によりクリアで力強いサウンドを手に入れ、長いフレーズを即座に演奏できるようになりましょう。

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  • Kim Anderson
    14/08/2023
    Do you have interactive music for flute by J.S. Bach? I only looked at this email and did not search
    あなたのコメントは承認後公開されます
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