ディッキンソン大学音楽学部は、どのようにTomplayを使用しているのでしょうか
米国 カーライルにある ディッキンソン大学は現在、Tomplayとコラボレーションを行っており、年間100名近くの学生がTomplayを利用しています。Jennifer Blyth氏は、同大学音楽学部の責任者で、教授も務めています。この記事では、彼女が、Tomplayを使用した感想、そして学生及び教師陣から届いたフィードバックを皆さんにご紹介します。
ご自身のバックグラウンドについて、少々お話頂けますか?
私はディッキンソン大学のピアノ科、室内楽及び音楽理論の教授として23年間務めています。
ディッキンソン大学の教師陣及び生徒に、Tomplayへのアクセスを提供することを決めたのは何故ですか?
私たちは当初、Tomplayを、新型コロナウイルス感染症によるパンデミックの期間に、室内楽を継続できる場、そして音楽を共同制作できる場とみなしていました。その6ヶ月、そして事実上2学期中、教育学的観点より、このプログラムを使用することの美しさを発見したと言えます。今後も恒久的に、レッスンや授業でTomplayを引き続き使用していく可能性があります。”双方向型”楽譜や、作品を学びながらテンポを変更できる機能は、私たちの学生を大いに助け、一緒に演奏するピアニストや室内楽奏者と直接関わることなしに、それは、学生にとっての演奏の場を均等にするものでした。
Tomplay以外のデジタルプラットフォームは検討しましたか?Tomplayを選択した決定的な要因は何でしたか?
他のオプションも検討しましたが、私たちの学生に関連するもので、これほど多くの機能を提供するプラットフォームは他にありませんでした。また、オンデマンド・リクエスト機能を提供しているプラットフォームは他にはありません。私たちのオーケストラは、グリーグの「ホルベアの時代から」に取り組んでいました。 Tomplayで生徒に個々のパートを練習させることは、 対面でのリハーサルの準備となるものでした。おそらくさらに重要なことは、デジタル譜が、最近、アンサンブル演奏の現実となったバーチャル演奏のための、 複数のセパレートトラックをつなぎ合わせるのに役立つ、一種のクリックトラックとして機能することでしょう。
教師陣及び生徒が、Tomplayサブスクリプションをセットアップするプロセスはどうでしたか? 何らかの問題に遭遇しましたか?
セットアップは効率的で簡単でした。Tomplayには人間味があり(にもかかわらず、それはデジタル・ソフトウェアなのですが)、非常に利用しやすかったです。常に私たちは、メールや電話でやり取りができて、担当の方からは速やかにお返事を頂くことができました。この、非常にさわやかで誠実な対応が、私たちが利用を決めた理由の1つでした 。楽譜を印刷することができるとしても、Tomplayはアプリであり、純粋なデジタル製品です。
大学でTomplayの使用を提案した際、従来の紙の楽譜を愛用している教師陣で、懸念を示した人はいましたか?そのような問題にどのように対処されましたか?
はい、教授や学生たちからの反発に遭遇しました。 タブレットにアクセスできないという声もありました。仮想メトロノームとしてのクリックトラックの必要性 しかし、バーチャルメトロノームの必要性が明らかになりました ーデジタル譜を利用することの利点により、それが私たちの運用方法となりました。( 私たちの協奏曲コンクールに向けて)協奏曲に取り組んでいる学生にとって、デジタル譜は、オーケストラとの練習を重ねる上で必要不可欠です。
概して、数週間の使用後、教師陣及び学生からのフィードバックはいかがでしたか? 具体的な例を教えてください。
全体的に見て、学生は少し学習する上で波があったかとも思いますが、彼らが実際に会うことはないだろうという素晴らしいアーティスト達と、デジタルで関わることができるという特典を楽しんでいます。 伴奏に合わせて演奏ができて、コラボレーション及び室内楽の演奏が可能になるという点で、実際他に比較できるツールはありません。毎年、私たちは協奏曲のコンクールを開催していますが、今年は、Tomplayがなければ、開催することはできませんでした。実際、今回初めて学生は、ピアノ伴奏ではなく、フルオケの伴奏に合わせてコンクールに参加することができます。Tomplayなしのコンクールはもやは考えられないかもしれません!
Tomplayを、他の音楽系機関にオススメしますか?また、その理由は何でしょう?
私は、すべての教育機関が、Tomplayを教育ツールとしての使用を検討することをお勧めします。バーチャルの世界で確かに、Tomplayは私たちの助けとなるものでしたが、それ以上に、学生が、このプログラムを通したコラボレーションを楽しんでいます。
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