サクソフォーンで演奏する10の最も美しい映画音楽
映画の成功に貢献した10の映画音楽の傑作を再発見し、作品の世界に没頭してみましょう。
サクソフーォンの音符を学びたい方は、サクソフーォン運指表ツールをお試しください。
• 「ピンク・パンサー」
それはすべて、監督のブレイク・エドワーズが、ぼんやりとした探偵、ジャック・クルーソーを描く映画を公開した1963年に始まりました。クルーソーのミッションは、怪盗ファントムが”ピンク・パンサー”と呼ばれるピンクのダイアモンドを盗む前に、その怪盗を逮捕すること。
オープニングの印象的な音楽を作りあげるために、エドワーズ監督は印象の薄いピンク・パンサーをヘンリー・マンシーニの大胆な音楽作品に組み込むことになる広告会社に連絡をしました。野心という意味では謙虚でありながら、マンシーニによって不滅となったこと有名な楽曲は、”ピンク・パンサー”という名をテレビシリーズのヒーローとなるこの神秘的な生き物にリンクさせました。シックで上品なその楽曲では、サクソフォーンのメロディラインがとても正確に作曲されており、それは、遊び心を表現する低音と完全に重なり合っています。
サクソフォーンのパートを作曲するために、マンシーニはテナーサックスで自分の作品を演奏してくれている友人のサックス奏者からインスピレーションを得ました。
「ピンクパンサー」のテーマ曲は時代を超えて、ジャズを愛する若者からご高齢の方々に演奏されています。そして、しばしばジャズミュージシャンによって実行されます。
•「ペーパー・ハウス」- “さらば恋人よ”
▶️アルトサックスでペーパー・ハウス版「さらば恋人よ」を演奏する
▶️テナーサックスでペーパー・ハウス版「さらば恋人よ」を演奏する
スペインのテレビドラマシリーズ「ペーパー・ハウス」は、2017年末に放送がスタートされました。
そのドラマは、私たちに、マドリードにある王立スペイン造幣局の謎めいた教授によって組織された強盗を目撃させるシナリオです。彼の計画を実行するために、もう何も失うものがない8人のギャングを募集します。
スペインで最初に放送された同ドラマ。Netflixは、自身のプラットフォームで同ドラマを放送するための権利を獲得しました。ペーパー・ハウスは国際的に人気を博したため、彼らは良いアクションを取ったいうことが言えるでしょう。
世界的に有名なある音楽は、このシリーズと密接に関連しています。
第二次世界大戦中、反ファシストのコミュニティで生まれた有名なイタリアパルチザンの歌”さらば恋人よ”は、時が経つにつれて、世界中でレジスタンスの賛美歌となっていきました。
その物語は1930年代にイタリアで、祖母が孫にこの歌を学んだことを伝えるものです。
彼女はよく、その仕事は辛いものであった田んぼで他の「モンディーヌ」と一緒によくその歌を歌っていました。その後、少女は第二次世界大戦中にレジスタンスのメンバーとなり、1944年には、その歌の歌詞は今日私たちが知っているものとなりました。それは、革命的な言葉であり、抑圧との戦いを象徴するものです。
今日、現代のアーティストによっていまだにカバーされており、若者の賛歌ともなっている”さらば恋人よ”のメロディは、今でも耳にすることができます。
• 「ゴッドファーザー」
カルト的人気を誇る映画「ゴッドファーザー」は、イタリアのマフィア一家の物語で、マーロン・ブランド、アル・パチーノが主演を務めています。フランシス・フォード・コッポラが監督を務めた同映画は、3つのオスカーを受賞しました。
ニーノ・ロータが作曲した映画「ゴッドファーザー」の音楽は、映画と同じくらい有名です。賞をめぐって争っていましたが、それは失格となってしまいました。エドゥアルド・デ・フィリッポ監督のイタリア映画「キンカン」のテーマと同じとみなされてしまったのです。ですが、その映画音楽を担当したのも、他の誰でもないニーノ・ロータだったのです!
両方の音楽が同じメロディーを共有しているのは事実ですが、映画「キンカン」の音楽は、より遅く、おどけた気質を感じさせます。このような慣行は、昔の作曲家の間でもすでに広まっていたのです。たとえば、バッハは自身の作品の多くに、より良いもの作るため、または新しい楽曲を作るために手を加えました。
この映画は約50年前に公開されましたが、映画「ゴッドファーザー」のサウンドトラックは、
アマチュアの音楽家たちによって最もよく演奏される映画音楽の一つです。
• 「タイタニック」ー”マイ・ハート・ウィル・ゴーン”
▶️アルトサックスで”マイ・ハート・ウィル・ゴーン”を演奏する
▶️テナーサックスで”マイ・ハート・ウィル・ゴーン”を演奏する
映画音楽の作曲家であるジェームス・ホーナー(沢山の成功したハリウッド映画を手掛けた作曲家)のことを紹介する必要はないでしょう。彼は、ケルト音楽の楽器を定期的に用いることでもよく知られていました。
彼のキャリアは、ジェームズ・キャメロン監督の「エイリアン」でスタートすることとなりますが、「タイタニック」(同じ監督)の音楽は、依然として世界で最も売れているサウンドトラックです。映画「ブレイブハート」の音楽と同様に、彼はこの楽曲により多くの賞を受賞しています。
もともと、キャメロン監督は、自身の映画のクレジット部分に歌を添えることを望んでいませんでした。しかし、彼はホーナーが密かにメロディーを作曲し、ウィル・ジェニングスに歌詞を書いてもらうよう申し出ていたことは計算できていませんでした。そのようにして、”マイ・ハート・ウィル・ゴーン”は誕生したのです。
監督の気持ちを変えることのできる候補とされていたセリーヌ・ディオンは、初めてその楽曲を聴いたとき、確信を持つことができませんでした。そして、彼女の夫であるルネ・アンジェリルは、デモを録音するよう彼女を説得したのです。
歌手は、録音の日に優れた状態ではなかったことを認めています。彼女は、(自身の意図ではなかったものの)、ビブラートを助長することになるブラックコーヒーを飲みました。
そして、映画の物語を知ったあと、レコーディングのブースに入ります。ワンテイクで十分であり監督は圧倒されました。
映画の歴史上伝説的なサウンドトラック。 ”マイ・ハート・ウィル・ゴーン”は1,500万枚以上の売り上げを記録しています。1998年にはベストセラーにランクインされ、セリーヌ・ディオンを世界で最もその声が聞かれたパンテオンへとのし上げることとなります。
•「リメンバー・ミー」”ラ・ヨローナ~泣く女~”
▶️アルトサックスで映画「リメンバー・ミー」”ラ・ヨローナ~泣く女~”を再生する
▶️テナーサックスで映画「リメンバー・ミー」”ラ・ヨローナ~泣く女~”を再生する
2017年に公開されたディズニー/ピクサー映画「リメンバー・ミー」は、音楽家になりたいという12歳のメキシコの男の子、ミゲルの冒険を描く物語です。靴屋を営む彼の家族は、彼の夢に賛成しません。
アクションは、メキシコ人が歌と踊りで死者を祝う伝統的な死者の日に事は起こります。
メキシコの最も人気のある伝説であり、泣き声で住民を目覚めさせながら、日が暮れると通りをさまよう幽霊の女性のことを物語る”ラ・ヨローナ~泣く女~”を耳にします。
「リメンバー・ミー」では、ミゲルの祖母であるイメルダ・リヴェラがその曲を演奏しており、夜明けのコンサートでその曲をデュエットで歌う幽霊であるエルネストから、彼女は逃げようとします。
ラテン文化で最も有名な曲の一つである”ラ・ヨローナ~泣く女~”の、伴奏付き楽譜を発見し、演奏してみましょう。
• 「ゲーム・オブ・スローンズ 」
▶️アルトサックスでゲーム・オブ・スローンズ のテーマ曲”を演奏する
ジョージ・R.R. マーティンの小説「氷と炎の歌」を元にしたアメリカのシリーズ、「ゲーム・オブ・スローンズ」の最初のエピソードが公開されてからすでに8年がたちます。
この中世の幻想的な物語は、実際の出来事、場所、歴史上の人物かあインスピレーションを得ており、そのリアリズムで有名です。世界中で成功を収めてきました。
8つのシリーズを通して、何百万人もの視聴者がスターク、ラニスターとその他の魔法の生き物の冒険の世界に没入しました。ビデオゲームを含め、このヒットシリーズにもとづく多くの派生商品が登場しました。
音楽は、ラミン・ジャヴァディが手がけました。彼はシリーズに成功をもたらし、シリーズの音楽にもとづく世界的なコンサートツアー、”ゲーム・オブ・スローンズ・ライブ・コンサート・エクスペリエンス”も手がけました。
すべての良いことには終わりがあります。最終シーズンが去年放映されました。昨シーズンは今年放映されました。その喜びをもう少し長引かせるために、Tomplayの沢山の機能を駆使して、”ゲーム・オブ・スローンズ のテーマ曲”を演奏してみましょう。
• 「007-スカイフォール」
スカイフォールの曲は、2012年に公開された映画『007』シリーズの23作目であり、ジェームズ・ボンドの50周年記念となった同名の映画「スカイフォール」に付随し、アデルとポール・エプワースによって作曲されました。
初代ジェームズ・ボンドは、テレンス・ヤング監督によりショーン・コネリーが抜擢されました。以来、ロジャー・ムーア(降板したショーン・コネリーの代わりに1962年にこの役を担うはずでした)、魅惑的で高慢なスパイを演じたピアース・プロスナン、そして現代のジェームズ・ボンドであるダニエル・クレイグを含む素晴らしい俳優が、その役を演じています。(1962年にショーンコネリーの代わりにコスチュームを着るべきだったのは、彼が
楽曲”スカイフォール”は、ジェームズ・ボンドの登場から50周年を記念して、グローバル・ジェームズ・ボンド・デーにリリースされました。700万枚を売り上げている同曲は、2013年には、アカデミー歌曲賞を受賞しています。
そのタイトルは、スコットランド高地にある、イアン・フレミング(ジェームズ・ボンド小説の著者)の家族が所有していたダルネス邸宅を指しており、最終的にスカイフォールと呼ばれるジェームズ・ボンドの家のインスピレーションとなっています。
リリース時、”スカイフォール”を見逃すことは困難でした!ラジオでもメディアでも、至る所でその名を耳にし、アマチュア音楽家、特にピアニストはその楽曲を演奏できるようになるために躍起となりました。
•「ラ・ラ・ランド」- “シティ・オブ・スターズ “
「ラ・ラ・ランド」は、デミアン・チャゼル監督が監督脚本を手掛けた2016年のアメリカ映画です。アメリカでは、”ラ・ラ・ランド”はロサンゼルスのハリウッド地区を指し、現実から切り離された状況を指す表現でもあります。
この映画は、非常に高く評価されています。沢山の賞を受賞し、音楽を手掛けたジャスティン・ハーウィッツは、”シティ・オブ・スターズ”で作曲賞と歌曲賞の両方を受賞しています。
映画のヒットソングとなったこの曲は、ライアン・ゴズリング(ジャズ・ピアニストのセバスチャン役)とエマ・ストーン(女優のミラ役)によって演奏されています。歌詞はベンジ・パセクとジャスティン・ポールが手がけています。
ライアン・ゴスリングは、劇中でプロのジャズマンを演じるべく、4ヶ月間集中的にトレーニングを行い、私たちは彼がピアノを弾く姿を見ることができています!
ハーウィッツは、その歌には実際の感情が盛り込まれていると説明しています。彼は、この歌が物語のアップダウンに合わせて長調から短調へと揺れ動いていることから、この歌は聴衆から選ばれたものと考えています。
ジャズという気質から、サクソフォーンによく合っており、テキストを通しても、感情を通してもその曲を身近に感じることができます。”シティ・オブ・スターズ”を楽しみながら演奏してみましょう。
•「ライオン・キング」- “愛を感じて”
伝説的な曲“愛を感じて”は、1994年の映画「ライオン・キング」のために作曲されました。
この典型的なディズニー作品は、名誉、勇気、忠誠心、愛といったテーマを描いており、エルトン・ジョンが作曲演奏を行い、ティム・ライスが歌詞を担当したこのヒット曲はそれらのテーマを完璧に表現しています。
シンバが幼なじみのナラを見つけ、彼女に恋をするのを私たちは耳にします。エルトン・ジョンは、どんな会話よりもライオンの気持ちを解釈し、ディズニー作品のラブソングの伝統に忠実な楽曲を作り上げました。非常に成功したこの楽曲は、1100万枚以上の売り上げを記録しています。
それゆえ、今年公開されたジョン・ファヴロー監督の新しい「ライオン・キング」で、彼のヒット曲を再発見できることは驚くことではありませんでした。忘れてならないのは、ハンス・ジマーがその映画音楽に手を加えたことです。この詳細については、ブログ記事”エルトン・ジョンが映画 新「ライオン・キング」の音楽で戻ってくる”でご覧ください。
“愛を感じて”を演奏することで、子供の頃に戻ることができるなんて、なんて嬉しいことでしょう!「ライオン・キング」の新しいアニメ版のおかげで、映画とその音楽は時代を超えて、すべての世代の人たちに共有されています。
• 「ゴーストバスターズ」
1984年、ゴーストバスターズ現象はいたるところで目にすることができました!アイヴァン・ライトマン監督が手がけたこのアメリカ映画は、ゴーストハンティング会社を立ち上げる風変わりな心理学者の三人組を描いたファンタジーコメディです。
ファンタジーとスピリチュアルなテーマに対して自らひかれていたため、映画の作家たちはゴーストバスターズを非常に個人的なプロジェクトとして計画していました。主人公は時空を超えて、多数の悪魔的で超自然的な脅威と戦う、というものです。
これは、高価な特殊効果を用いた最初のコミック映画であり、コメディ、アクション、ホラーの巧妙な掛け合わせにより幅広く受け入れられました。リリース時、それは最も利益を生んだコメディとなり文化現象にまでなりました。
レイ・パーカー・ジュニアによる「ゴーストバスターズ」のテーマ曲は第57回アカデミー歌曲賞にノミネートされましたが、スティーヴィー・ワンダーの”心の愛”に賞は取られてしまいました。
音楽の作者は、彼が映画のプロデューサーからテーマ曲の作曲を依頼されたものの、数日間しか取り組む時間がなかったと言っています。映画のタイトルを歌詞にどのように組み込むべきかわかったいなかったため、一見不可能にさえ思えるほど困難なことでした。
ある夜、テレビを見ながら、パーカーはある広告を見てクリックします。彼は、あたかもコマーシャルのような楽曲を作曲したのです!
「ゴーストバスターズ」を演奏して1980年代にタイムスリップしてみましょう!
コメントを追加...