サクソフォーンで演奏する7つのラブソング
ラブソングは時代を超越したジャンルです。この普遍的なテーマは、アーティストによって独自の方法で用いられ、絶えず進化しています。 「ハード」なイメージの最高のロックグループでさえ、ロマンチックなバラードをレパートリーに有しています!
この記事では、バレンタインデーを祝して、周囲に小さな愛を広めるべく、サクソフォーンで演奏頂ける7つのロマンティックな作品をご紹介いたします。バレンタインデーに演奏したい最も美しい楽曲のコレクションをチェックしてみましょう。
複数のレベルにアレンジし、プロが演奏する伴奏音源を同期した、アルト、テナーまたはソプラノサックス用の楽譜のチェックもお見逃しなく!
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1. パーフェクト - エド・シーラン
▶️️ アルト、テナーまたはソプラノサックスで”パーフェクト”を演奏してみましょう
まず、2017年にリリースされた、エド・シーランの崇高なラブソング”パーフェクト”をご紹介したいと思います。この楽曲は、彼の婚約者に捧げられています。
彼のキャリアが、最初のヒットによって定義されることのないよう、その歌手は、このロマンチックなバラードによって初期の数々のヒット曲にしっかりとしたフォローができることを、とても誇りに思っています。
エド・シーランは、イビサにあるジェームス・ブラントの家で、その歌詞をひらめいたことを明らかにしています。そこで2人の歌手は、朝の6時にフューチャーの "March Madness" を聴いていました。彼は言いました:「草の上で裸足で、自分たちは好きな歌に合わせて踊っていた。その日のためにスタジオを予約し、その日”パーフェクト”を書き終えた。それが特別であることは、わかっていた。」
彼の兄弟、マシュー・シーランがその曲のオーケストレーションを手がけました。彼らが音楽で共同作業をしたのはこれが初めてで、亡くなる前に2人の兄弟が共同作業をするのを見たいという祖母の願いが実現したのでした。
楽譜に同期された音源をスタートし、私たちがスタジオで録音したプロのミュージシャンの伴奏音源に合わせて"パーフェクト"を演奏してみましょう。作品を効率的に学ぶべく、Tomplayの沢山の機能を活用して練習して下さい。
2. All of Me - ジョン・レジェンド
▶️️ アルト、テナーまたはソプラノサックスで、"All of Me”を演奏してみましょう
次は、私たちの心にスッと入ってくる、冷静に整理された、とても素晴らしいラブソングを見てみましょう。
2013年2月にリリースされたアルバム "Love in the Future”に収録されている楽曲"All of Me"は、この10年間で最もヒットした曲のひとつであり、この曲によってジョン・レジェンドは、彼の世代で最も称賛されるシンガーソングライターの1人になりました。
ジョン・レジェンド、本名ジョン・スティーブンスは、この楽曲をトビー・ガッドと共作したほか、ビヨンセの"If I Were a Boy”、ファーギーの"Big Girls Don't Cry”、デミ・ロヴァートの"Skyscraper” 等、数多くのヒット曲を共作してきたことでも知られています。
"All of Me”は、妻であるモデルのクリッシー・テイゲンとの素朴な関係に触発されたものです。彼らは2007年、ジョン・レジェンドのビデオクリップを撮影を通して出会い、2013年に結婚しました。
"All of Me”のビデオクリップの最後には、山と花に囲まれたイタリアのコモ湖での結婚式時の様子を知ることができる画像が組み込まれています。ビデオの残りの部分は、結婚する数日前に撮影されました。 この曲は、全力投球でありながらも、バランスの取れた情熱について語っています。
「負けても勝てる
自分の頭は水中にあるけれど、元気に呼吸している
自分は君に自分のすべてを捧げ、君は自分に君の全てを捧げるんだ」
書き手は以下のことを付け加えています。「あなたがすべてをあきらめると同時に、あなたはすべてを手に入れています。このことを、この曲は表現しています。」
ジョン・レジェンドは、2004年にリリースされた"Ordinary People"以来、イギリスでヒットしている曲はありませんでした。10年後、"All of Me"はチャートで1位になり、100万部以上の売り上げを記録しました。国民が、情熱的で誠実な愛の宣言に飽きることがないことを改めて証明する素晴らしい結果です!
アルト、テナー及びソプラノサックス用に複数のレベルでご用意している"All of Me"を、楽譜に同期されているプロが演奏する伴奏音源に合わせて演奏してみましょう。
3. I Will Always Love You - ホイットニー・ヒューストン
▶️️ アルト、テナーまたはソプラノサックスで、"I Will Always Love You”を演奏してみましょう
伝説のラブソング"I Will Always Love You" は、ホイットニー・ヒューストンを象徴的な地位に導いたヒット曲です。
しかし、この曲を最初に演奏したのは可能ではなく、アメリカのカントリーシンガー ドリー・パートンでした。彼女は1973年に初めて作曲し、歌詞を書き、この曲を演奏しました。
このアイデアは、カントリーシンガーで、彼女のメンターでもあるポーター・ワゴナーから来たようです。彼女は彼と長年ステージを共有し、彼は、ドリーにもっとラブソングを書くようアドバイスしました。
この曲は、ホイットニー・ヒューストンが1992年に、より遅いテンポで、より魂のこもった形でカバーバージョンを作るまでは、それなりに人気のある曲でした。
そして、ホイットニーが、映画「ボディガード」で、ケビン・コスナーと共に映画に主演をすべく、一歩を踏み出しました。すでに歌手としてその名を知られていた彼女は、映画のサウンドトラック用の楽曲を録音しました。この曲は大成功を収め、彼女は他の映画でも、歌って演じるということを続けました。
アルトサックス及びテナーサックス用にご用意している"I Will Always Love You" を、楽譜に同期されているプロが演奏する伴奏音源に合わせて演奏してみましょう。
4. ケアレス・ウィスパー - ジョージ・マイケル
▶️ アルト、テナーまたはソプラノサックスで、"ケアレス・ウィスパー”を演奏してみましょう
最初の音からハミングしたいですか?であれば、ジョージ・マイケルの"ケアレス・ウィスパー”を演奏してみましょう!
ジョージ・マイケルは、1981年に成人すると、この曲の作曲を始めます。書き始めたのは、DJとして働いていたレストランへのバスの中でした。
彼は後に自伝で、最初にその作品を思いついて以来、頭の中にサックスのリフのアイディアがあったことを述べています。彼はこのソロバージョンについて非常に強く感じるものがありました。1983年にこの曲が録音される前に、数名のサックス奏者がオーディションを受けました。ソロを演奏するべく選ばれたのは、スティーブ・グレゴリーでした。 そして、この曲はとても有名な曲の一つとなります。
この曲は愛のテーマを呼び起こしているように見えますが、歌詞は、不貞のストーリーを語るものです。ジョージ・マイケルは彼自身の経験に触発されました。思春期の頃、彼はヘレンと呼ばれる少女と関係を持っていましたが、同時に、ジェーンと別の関係を持っていたのです。
リフレインは明らかにこの罪悪感を呼び起こし、歌詞は、別れが近いことを感じるものです:「だから私は二度と踊るつもりはなかった / 君と踊ったやり方で」。
ソプラノ、アルト及びテナーサックス用にご用意して"ケアレス・ウィスパー” を、Tomplayの沢山の機能を使用しながら演奏してみましょう!
5. "マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン” - セリーヌ・ディオン
▶️️ アルトまたはテナーサックスで、"マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン”を演奏してみましょう
映画音楽の作曲家であるジェームス・ホーナー(沢山の成功したハリウッド映画を手掛けた作曲家)のことを紹介する必要はないでしょう。彼は、ケルト音楽の楽器を定期的に用いることでもよく知られていました。
彼のキャリアは、ジェームズ・キャメロン監督の「エイリアン」でスタートすることとなりますが、「タイタニック」(同じ監督)の音楽は、依然として世界で最も売れているサウンドトラックです。映画「ブレイブハート」の音楽と同様に、彼はこの楽曲により多くの賞を受賞しています。
もともと、キャメロン監督は、自身の映画のクレジット部分に歌を添えることを望んでいませんでした。しかし、彼はホーナーが密かにメロディーを作曲し、ウィル・ジェニングスに歌詞を書いてもらうよう申し出ていたことは計算できていませんでした。そのようにして、”マイ・ハート・ウィル・ゴーン”は誕生したのです。
映画「タイタニック」は、ジャックとローズの悲痛なラブストーリーにマッチするサウンドトラックを必要としていました。前述の"I Will Always Love You"のようにパワーがあり、厚みのあるヴォーカルの楽曲が必要とされていました。そして、"マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン”が誕生しました。
監督の気持ちを変えることのできる候補とされていたセリーヌ・ディオンは、初めてその楽曲を聴いたとき、確信を持つことができませんでした。そして、彼女の夫であるルネ・アンジェリルは、デモを録音するよう彼女を説得したのです。
歌手は、録音の日に優れた状態ではなかったことを認めています。彼女は、(自身の意図ではなかったものの)、ビブラートを助長することになるブラックコーヒーを飲みました。
そして、映画の物語を知ったあと、レコーディングのブースに入ります。ワンテイクで十分であり監督は圧倒されました。
映画の歴史上伝説的なサウンドトラック。 ”マイ・ハート・ウィル・ゴーン”は1,500万枚以上の売り上げを記録しています。1998年にはベストセラーにランクインされ、セリーヌ・ディオンを世界で最もその声が聞かれたパンテオンへとのし上げることとなります。
アルトサックス及びテナーサックス用にご用意した"マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン”を、楽譜に同期されているオーケストラ伴奏音源に合わせて演奏してみましょう。
6. 愛を感じて - エルトン・ジョン Elton John
▶️️ アルトまたはテナーサックスで、"愛を感じて”を演奏してみましょう
伝説的な曲“愛を感じて”は、1994年の映画「ライオン・キング」のために作曲されました。
この典型的なディズニー作品は、名誉、勇気、忠誠心、愛といったテーマを描いており、エルトン・ジョンが作曲演奏を行い、ティム・ライスが歌詞を担当したこのヒット曲はそれらのテーマを完璧に表現しています。
シンバが幼なじみのナラを見つけ、彼女に恋をするのを私たちは耳にします。エルトン・ジョンは、どんな会話よりもライオンの気持ちを解釈し、ディズニー作品のラブソングの伝統に忠実な楽曲を作り上げました。非常に成功したこの楽曲は、1100万枚以上の売り上げを記録しています。
それゆえ、2019年に公開されたジョン・ファヴロー監督の新しい「ライオン・キング」で、彼のヒット曲を再発見できることは驚くことではありませんでした。忘れてならないのは、ハンス・ジマーがその映画音楽に手を加えたことです。この詳細については、ブログ記事”エルトン・ジョンが映画 新「ライオン・キング」の音楽で戻ってくる”でご覧ください。
“愛を感じて”を演奏することで、子供の頃に戻ることができるなんて、なんて嬉しいことでしょう!「ライオン・キング」の新しいアニメ版のおかげで、映画とその音楽は時代を超えて、すべての世代の人たちに共有されています。
アルトサックス及びテナーサックス用にご用意した"愛を感じて"を、楽譜に同期されたスタジオ録音によるオーケストラ伴奏音源に合わせて演奏してみましょう。
7. シャロウ - ブラッドリー・クーパー&レディー・ガガ
▶️️ アルト、テナーまたはソプラノサックスで、”シャロウ”を演奏してみましょう
最後に、2018年にリリースされたミュージカル映画「アリー/ スター誕生」に登場する、レディー・ガガとブラッドリー・クーパーの傑出した曲”シャロウ”を見てみましょう。
この楽曲は、映画の二人の主人公、アリーとジャクソンのロマンスを封印するだけの曲ではありません。 “シャロウ”は表面的なことを意味しますが、この曲は正反対のこと意味するものです。
二人の歌手の対話以上に、それは、男性と女性のオープンな議論、相手の言うことをよく聞くこと、また、繋がりについて語るものです。
その内容は、誰もが理解できるものであるため、この曲についても、誰もが解釈することができますが、一つ確かなことがあります。:その歌詞は、現代社会の中で生じる愛に触れるものです。一部の人々は、自分自身を失うこと、苦しむことの恐れから、またはそうした方が簡単であるために、「表面的な」ままでいることを好みます。
このことについて、レディー・ガガは以下のように述べています。「この曲では、会話を投影するだけでなく、心に非常に訴える告白もあります。つまり、表面的になりたくないが、自分はそうだということです。これは、多くの人に語りかけるものだと思いますし、非常に表面的になっている時に、誰かの手を握って一緒に飛び込み、奥深く相手のことを知る機会だと思います。私たちはそうすることができるのです。」
この映画とサウンドトラックは、大衆と批評家の両者に歓迎され、60以上の賞を受賞しました。
ソプラノ、アルト及びテナーサックス用に、複数のレベルでご用意している"Shallow"を、プロが演奏する伴奏音源に合わせて演奏してみましょう。
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